2008年06月01日

平川地一丁目「とうきょう」

 今週の温故知新は、この夏のツアーを最後に解散することを発表した平川地一丁目。佐渡在住(でもユニット名は生まれた静岡の地名拝借)兄弟デュオとして、当時高校生&中学生と若いにもかかわらず、70年代フォークを自分たちの音楽のルーツとし、こよなく愛する稀な存在として注目を浴びた。今後兄は音楽活動継続、弟は進学の道を歩むためいったん芸能界と距離をおくことになるとか。

 彼らの不幸は、デビュー曲「とうきょう」がヒットしたがゆえに、彼ら(特に弟・直次郎)の声変わりがユニットのイメージを大きく変えてしまったこと。おそらく05年のシングルあたりから、全体的なキーが下がってきたと思われるので、シングル3枚後のアルバム「えんぴつで作る歌」(04年)のあと、うまく路線変更が出来ていればよかったと思うのだが。

 「とうきょう」は、デビューのために上京してきた彼らのイメージともだぶる歌詞だ。70年代フォークの流れは、アコギのアレンジやコード進行だけでなく、郷愁を誘う詞世界や、業界ずれしていない彼らの佇まいにも表れていると思う。そのあとの「桜の隠す別れ道」「君の分まで」(←僕はこの曲と主題歌だったドラマの好相性でヒットを確信したのだが・・・)でヒットが出ていれば、あるいは中高生+70年代フォークという固定観念をどこかで打ち破っていれば、彼らのポジションもあったと思うのだが。

 ラストの作品には、このメジャーデビュー曲の08年Ver.が収録される見込みだ。約5年弱の間に彼らがどう変わっていったのか確めたいと思う。
うたかた
DefSTAR RECORDS
posted by 覆面Z at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 覆面的温故知新 | 更新情報をチェックする
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