2007年12月02日

広瀬香美「ロマンスの神様」

 冬の定番曲といえばクリスマスものが多いが、特に90年代のCD全盛期は、スキーやウィンターリゾートをイメージさせる曲が多く生まれた時期でもあります(その意味では、ユーミンなどはかなり時代を先取りしていたんだな、と改めて感じる・・・)。その代表アーチストのひとりが、アルペンのCM曲=冬の定番ソングとなった広瀬香美。中でも「ロマンスの神様」(93年)は本人最大のヒットとなり、バブリーな時代背景とも切っても切れない代表曲となりました。その後01年まで毎年CMタイアップが続いたことからも、この曲の多大なる貢献度がわかります。

 詞の設定はOLが合コンさながらに理想の男性とのめぐりあいを夢見る、今から考えてもあけすけな内容。トレンディドラマ全盛期のこの時期には、大勢でカラオケに行って歌える、みんながイメージを共有できる世界観の曲が求められていたから、その意味では非常によく作りこまれている曲。加えて彼女の異常なほど広い音域を駆使したボーカル。この後TKブームに入り、globeや華原朋美などさらに高音域を極める流れが続いたことからも、流れを先取りしていたのだと思います。
 サウンド面はギター音が加わりつつも基本はデジタルサウンド。その後の彼女のサウンドも大きく変わらす、テンポをスローやミディアム、調をマイナーやメジャーに振ることでバラエティーに富んだ印象を与えています。細かいところを見ていくと手グセが結構見えてくるのですが。

 当時はライブ活動はおろか、深夜のテレビ番組でも歌わない(ノドのために)、アーチストとしても珍しい存在でした。2000年頃からは、自身が指導する音楽学校のかたわら、マイペースで創作活動を続けています。今年初めに冬ベスト盤が出たのですが、何と記事執筆中に、そのままずばり「アルペンベスト」なるものまで発売されることがわかりびっくり(12/5発売)。改めて冬気分に浸るにはちょうどいい作品かも。
Alpen Best-Kohmi Hirose
ビクターエンタテインメント
ロマンスの神様
ビクターエンタテインメント
posted by 覆面Z at 20:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 覆面的温故知新 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ベスト盤を2枚所有しているのですが,ついつい「Alpen Best」も購入してしまいました。まぁ,90年代の冬を振り返るには最適なアイテムだとは思います。この曲は,ちょうど大学に入った年に大ヒットしました。カラオケ全盛期にフィットした楽曲でしたが,僕の周囲では歌っている人はいませんでしたね。(キーの高さを考えると当然ですが)当時,歌詞について「今時こんや奴はいるのか?」と(サングラスかけて飲み会にくるとか)みんなで突っ込みまくった記憶があります。個人的には,この曲より前に発売されていて,同じようなアップテンポの「愛があれば大丈夫」が気に入っていたのですが,ブレイクには至らなかったので,この曲のヒットには驚いた記憶があります。他にマイナーアップテンポの「promise」「ストロボ」あたりが好きな楽曲ですね。
Posted by m.h at 2007年12月06日 19:03
>m.hさん
 確かにカラオケで歌ってる人は・・・いなかったか?(でも時代的にはちょうどその頃ですよね?)
 個人的にはWinter Bestとかよりも、最初からこっちを出してほしかったな~ってのが正直な感想です(Alpenとの契約はもう切れてるわけだし)。あと、m.hさんと同じく、マイナーラテン系の曲や「ピアニシモ」なんかのバラードも結構いい曲がたくさんあります。どっちにしても冬のイメージだけど(^^)。
Posted by 覆面ブロガーZ at 2007年12月07日 18:31
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