2008年03月30日

尾崎豊「太陽の破片」

 4月16日にベスト盤「SATURDAY~ROCK’N ROLL BEST OF YUTAKA OZAKI」と「WEDNESDAY~LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI」を同時発売する尾崎豊。92年に亡くなった後は昨年のZARDに匹敵する旧譜の再浮上があったし、今でもいろんな形で作品がリリースされるアーチストはごくまれだ。それだけ音楽にのめりこみはじめた当時の世代に衝撃を与え、カリスマ的存在だったことの証だろうし、アーチストが今は減ってきている、ということなのかもしれない(僕は事件事故があって、ある種カリスマ的な偶像が作られてしまったのが彼にとって不幸だった気もするのだが)。

 彼の代表曲は圧倒的に初期の頃の曲が多いと思うのだが、ここではあえて「事件」後復活してくる過程で発表された「太陽の破片」(1988年)を取り上げたい。

 この歌はやり場のない叫びが、外ではなく明らかに内向きに発せられている。拘置所での体験を思わせるタイトルや歌い出し、自問自答を繰り返す歌詞、7分を超えるシングルとしては異例の長さ、そしてとつとつと語るようなメロディー。その後「LOVE WAY」や「汚れた絆」ではアップテンポの勢いに任せる歌唱に戻っているので、自身の状態が作品に如実に現れる彼の、この時期ならではの作品だったのだと思う。

 実はこの曲、当時の自身のシングルでは最高の売上だったようだ(その後のシングル、および「I LONE YOU」「OH MY LITTLE GIRL」の再発で抜かれてしまったが)。が、ラジオ等でのオンエアが少なかったこと、アルバム未収録となったことで陰が薄くなってしまった印象がある。現時点で収録曲は未定だが、4月の2枚のアルバムには入らないかな・・・という微妙な立ち位置の曲だ。
WEDNESDAY~LOVE SONG BEST OF YUTAKA OZAKI
ソニー・ミュージックレコーズ
SATURDAY~ROCK’N ROLL BEST OF YUTAKA OZAKI
ソニー・ミュージックレコーズ
太陽の破片
イーストウエスト・ジャパン
posted by 覆面Z at 23:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 覆面的温故知新 | 更新情報をチェックする

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