2008年02月17日

C-C-B「スクール・ガール」

 温故知新、ベストテン世代には懐かしい80年代アーチストが続きます。昨今のアイドル的要素を備えたバンドは、ボーカルのビジュアルによるところが大きく、基本的にバンドメンバーの自作曲という流れがあります。それに対し、テレビ映えを意識したかのようなバンド全体のアイドル性、職業作家の楽曲とドラマタイアップで一気にブレイクした当時の代表選手がC-C-B。

 83年ココナッツ・ボーイズとしてデビュー、改名した85年に「Romanticが止まらない」が大ヒット。原色に染めたヘアスタイルに、ドラムを叩きながらヘッドマイクで歌う姿、当時としては異常に高いキーなど、それまでのバンドイメージを大きく覆すほどインパクトがありました。このあと、「スクール・ガール」「空想Kiss」とエレクトロポップ3部作を次々ヒットさせるのですが、今回は「スクールガール」を取り上げます。

 「Romantic~」に引き続いてドラムの笠。いきなりコーラスではじまるイントロ、全編を彩るシンセ音のアレンジ、コーラスとボーカルが絶えス掛け合うメロディー、そして青春時代のせつない恋愛を感じさせる詞世界。バンドでありながらライブ感がないサウンドは安っぽいという解釈も聴こえてきそうですが、歌謡ポップとして聴けば非常にわかりやすくよくできている曲だと思います。当時メンバーの担当楽器はギター2人にベース、キーボード、ドラムと5人構成(ボーカルはアルバムではほぼ全員が取っていました)。ここまで電気的になるのは何でだろう、と不思議にさえ思ったものですが。

 彼らはその後、「Lucky Chanceはもう一度」などでリミックスと称して別バージョンを発表したりと、ここでもライブバンドらしからぬ作品形態をとったりしています(現在のリミックスと違い、シングルの素材を切り貼りして再構築したイメージですが)。ギターの関口誠人が脱退してからは、シングルでもメンバー交代でメインボーカルを取るようになり、徐々にロック色を増していきます。個人的には、ボーカルキーが下がり大半が自作曲になってからの活動が「第2期」と言っていいと思うのですが、ここで決定的なヒットが出なかったのが残念と言えば残念です。解散した89年のラストアルバムは、ブレイク当時とまったく別人のような骨太な音でしたから。

 ここ3,4年ほど、「懐かしのあのアーチストは」的な番組でもよく見かける彼ら。チェッカーズのときにも書きましたが、もっと音楽的に評価されてもいいと思います。
ゴールデン☆ベスト C-C-Bシングル全曲集
ユニバーサル インターナショナル
posted by 覆面Z at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 覆面的温故知新 | 更新情報をチェックする

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