2007年07月15日

華原朋美「as A person」

 細かいことは省略しますが、仕事ドタキャンに奇行連発などで所属事務所を解雇され、今後の歌手活動が絶望的となった華原朋美。90年代の小室哲哉プロデュース時代から、ボーカリストとしての実力とは違う部分でどこか危うい部分は感じていましたが、TKブーム終焉後復活を果たし、最近までレギュラー番組にも出演していただけに残念です。彼女を見るに、どこか「90年代の中森明菜」的なものを感じるのですが・・・

 彼女に対し、TKはいろんな「試練」を彼女に課してきました。代表曲かつ僕も好きな曲に「I'm proud」がありますが、この曲では高音の限界を、「Hate tell a lie」では息継ぎの限界を、彼女も共作詞した「たのしくたのしくやさしくね」では調の不安定なメロディーを容赦なく繰り出しています。TK作最後のシングル「daily news」の頃には、オケ制作も手グセだしボーカル録りも2,3回やって終わりかな、という粗雑な仕上がりが見えてきます。そして破局報道。

 その後、テレビ番組の企画を経て復活した彼女の再スタート曲が「as A person」(99年)。TK時代の打ち込みっぽいサウンドを残しつつも、ELTや浜崎あゆみへの曲提供で知られる菊地一仁の曲と、彼女の言葉で綴られた詞にそれまでと違う印象を持ったのを覚えています。思いばかりが並べられ、同じ言葉が繰り返し使われるなど、詞の完成度として見れば低いともいえるレベル。声量も全盛期から比べれば6-7割の戻りか。それでも、あの時の彼女が自分の言葉で必死に歌っって伝えようとしたことがTOP10ヒットになったのだと思います。そこには不自然な高音も何かを煽るような仕掛けもなく、等身大の彼女がいた気がします。

 約1年前に発売された「あのさよならにさよならを」。中島みゆきの強いメロディーに負けることなく、中低音で丁寧に歌っていたこの曲が、現時点での最後のシングルとなっています。オリジナルアルバムを心待ちにしていたのですが、やはり聴くことはできないんでしょうか。

Natural Breeze ~KAHALA BEST 1998-2002~
ワーナーミュージック・ジャパン
posted by 覆面Z at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 覆面的温故知新 | 更新情報をチェックする

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