2007年05月20日

森高千里「私がオバさんになっても」

 1週とんだ温故知新コーナー。前回は80年代後半~90年すぎくらいまでの「ヘタウマ」的個性派アーチストとして大江千里を取り上げましたが(注:これいい意味ですからファンの方誤解ないように^^)、女性で誰かな~って考えたら、やっぱりこの人しか思いつかないですね。活躍時期は少し後ろにずれるけど森高千里。
 デビュー曲「NEW SEASON」も普通に名曲だし、その後事務所内アーチストで「渡良瀬橋」「雨」「ザ・ストレス」「ロックンロール県庁所在地」(・・・すごいあるなあ^^;)がカバーされたりと、結婚後表立った活動がなくなってからもとっても重宝されてます。それだけ曲の個性が立ってて今でも通用する部分があるからでしょうね。さすがにこの曲だけは、彼女の独特の声&キャララクターじゃないと出せない芸当みたいで、今のところカバー「聖域」になってるようですね。

 その代表作といえば「私がオバさんになっても」(92年発売・最高位15位)。アルバムのリカットだったため、順位・セールスとも実は全然上位ではなかったこの曲。で、この前が「17歳」「ストレス」に代表されるバリバリ打ち込み、この後が「渡良瀬橋」「私の夏」と別人のようなバンド生音(+本人のバタバタドラム)に急変したちょうど移行期でもあり、かつその中で歌詞は彼女のセンスがこれでもなく炸裂、という興味深い曲です。

 歌詞の技巧的には特にひねりはなく、むしろ驚きはこんな事をオブラートにもくるまず歌にするか!? って方。主語が「私が~」だからぎりぎりセーフかとしても、サビ歌詞に「オバさん」連呼って今ならセクハラ扱いで放送コード上問題視される? しかも若い同性への敵対心ムキ出しの心情。当時まだアイドル的見方をされていた彼女があの声で歌うのは、さすがにかなり冒険だったんじゃないでしょうか。キョンキョンの「なんてったってアイドル」に近いものも感じるけど、森高は急遽シングルカットが決まったところから察するに、そこまで狙って作ったわけでもなさそうですしね(逆にそれがウケた要因のひとつかもしれないですが)。
 
 その後サウンド的にはライトな生音に落ち着き、声量があるとは言えない彼女のボーカルとは相性のいいところに落ち着いたと思います。ただ、もともとフレーズでう~んと唸らせるタイプではなかっただけに、歌詞の視点がフツーになっていくにつれてオーラも消えていった印象ですね。江口洋介と結婚してから、自演とは一線を画してCMオンリーでイメージコントロールしてるところはさすが、って思います。昔からそのへん長けてたんでしょうね。

posted by 覆面Z at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 覆面的温故知新 | 更新情報をチェックする

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